見付中第11回生による卒業50周年記念植樹 

このたび、新校舎建設工事に伴い、武道場西側にあるケヤキの木が伐採されることになりました。このケヤキは、見付中学校第11回生(昭和12年3月卒)が、卒業50周年を記念して、1986(昭和61)年4月に植樹したものです。

中11回生は、「大木は時代の上に超越し、千年の風雪を凌ぎ、また、人生の興廃を見下ろし、泰然として動かず毅然として卓立する」(文学者大町桂月の言葉)として、後輩が常に高きを仰いで精励することを願い、ケヤキを植樹しました。

10月21日(水)、生徒代表(生徒会長・副会長)、校長、同総会長が、長い間、私たちを見守ってくれたケヤキに感謝の気持ちを伝えました。同様にして、伐採が予定されている、東門元正門)正面にあるロータリーの松にも感謝の気持ちを捧げました。校歌碑は移転される予定です。

卒業50周年を記念して行う植樹は、同窓会恒例の行事で、第1回卒業生から継続して行われていました。このケヤキのほか、武道場の周囲、校庭中庭を中心に数多くの樹木が植樹されていますが、現校舎の解体工事に伴い、2023年度以降、中庭の樹木は伐採される計画です。

1922(大正11)年の開校当初、磐田が原には文字通り原野が広がっていました。教育に相応しい環境を整えようと、生徒・教員の手で、連日、整地や植樹、庭園造成作業が行われました。そうした体験を持つ諸先輩による植樹であったことに思いを馳せたいものです。

東門(旧正門)正面のロータリーにある松・校歌碑