母校の歴史的節目に遭遇した高76回生の入会を歓迎

本年度卒業生278名が参加して、同窓会入会式が開催されました。高76回生は、2年生の時に「母校創立100周年」を迎え、3年生の時には、完成した新校舎で学ぶなど、母校の歩みにとって節目となる時期に母校に学びました。

体育館で行われた同窓会入会式

 入会式には、学校側からは野村校長先生をはじめ、校内幹事、三年担任の先生方等が、同窓会側は浅羽会長と副会長3名、関東支部長及び同窓生代表が参加しました。

「社会の中でこそ実現できる本当の幸せ」

 冒頭、浅羽会長は、新校舎から眺めることのできる見付・今之浦・中泉等の街並みと、近年再び話題となった古典的名著である吉野源三郎著『君たちはどう生きるか』の中の一場面を関連づけながら、歓迎の言葉を述べました。『君たちはどう生きるか』の主人公であるコペル君(中学1年生)が高層ビルの眼下に広がる豆粒のような家々を見下ろし、ここにこそ人間の社会的な営みがあることに気付いた場面を引用し、野村校長先生が機会あるごとに社会的存在である人間に言及されたことに触れ、「社会の中でこそ、幸福を感じることができることを深く認識し、社会に貢献できる人間となられるように」と期待を込めて話されました。

浅羽会長による「歓迎の言葉」

続いて、7クラス14名のクラス幹事の紹介があり、起立とともに頼もしい返事をしました。その後、卒業記念品として、浅羽会長から代表生徒に印鑑が贈呈され、代表生徒からお礼の言葉が述べられました。

卒業記念品を受領する鈴木美羽さん(学年評議員)
深谷康太さん(学年評議員)によるお礼の言葉

 次に、校内幹事の寺田義彦先生から「同窓会会則の説明」があり、伝統ある同窓会の活動を今後のライフステージに位置づけて話されました。

山内英典関東支部長、柴田剛さん(大4)からもメッセージ

 最後に、山内英典関東支部長(高29回)が、関東支部の活動について「関東に限らず、全国各地から同窓生が世代を超えて集い、大変有意義な時間を共有している」ことを紹介しました。実際に名古屋から参加している柴田剛さん(大学4年生)から、手話による自己紹介や世代を超えた交流の意義について体験を交えた語りかけがあり、卒業生は真剣に耳を傾けていました。

 高76回生、278名のご入会、誠におめでとうございます。ともに、同窓会活動を盛り上げていきましょう。

廣田茂(高29回)