「台湾」と聞いて、みなさんどんなものを思い浮かべるでしょうか。小籠包、マンゴー、夜市など、様々なものが思い浮かぶかもしれません。

静岡県台湾事務所長として台北市駐在、本県のPR活動!

 私は昨年4月から、静岡県台湾事務所の所長として台湾・台北市に駐在しています(よく「どんな職業の方?」と聞かれますが、県職員です。民間企業勤務を経て、2013年に県の職員になりました)。業務内容は、台湾における静岡県のPR(誘客促進のための魅力PR、県産品の輸出拡大のための商品PRやマッチングなど)、富士山静岡空港への台湾路線誘致に関する関係者との交渉、民間交流(スポーツ・文化・防災・経済交流など)の促進、台湾から本県への教育旅行の誘致やマッチングなど、多岐にわたっています。

台湾のイベントで静岡県をPR

昨年、地方公務員アワード受賞!

 現在、小学生の子供を連れて台湾に駐在しており(同じく磐南卒の夫は仕事のため静岡残留)、「新しい働き方を体現している」などの理由で、昨年「地方公務員アワード」という賞をいただきました。ですが実際には、子連れで台湾に駐在している女性駐在員は私が知るだけでも既に20人以上おり、時代の流れを感じています。

語学学習の原点は、恩師の野村賢一先生から教わった

 台湾に事務所を置いている日本の自治体は静岡県と沖縄県のみのため、台湾の政府機関が主催するフォーラムへ招かれ、中国語で挨拶をすることもあります。大学時代に第二外国語として学び始めた中国語とは社会人になってからも縁が続いており、これまで一貫して中国・台湾と関わる仕事をしてきました。中国語とこんなに長い付き合いになるとは思ってもいませんでしたが、中国語に興味を持ち仕事に活かすことができたのは、磐南の2年・3年時の担任だった野村賢一先生(昨年度までの校長先生)が、語学を学ぶことで世界が広がる楽しさを教えてくれたからだと思っています。野村先生のほかにも、多くの先生から貴重な教えをたくさんいただきました。高校時代を磐南で過ごしたことで、良き先生や友人たちに出会えて良かったと、改めて感じています。