この同窓会だよりが発刊されるときには、新型コロナウイルスは終息しているでしょうか。一刻も早く終息することを願い、全力で対応していきたいと思います。今は子どもの「いのち」や教職員の「いのち」を大切に、緊張感をもって守りぬくこと、そして、新しい生活様式であるからこそ、心を育むことを心がけていきたいと思います。
磐田市では、新たな学校づくりをはじめ、多くの施策を行っていますが、二つだけを取り上げます。
地域と学校を繋ぐ
一つは、全校で取り組んでいるコミュニティースクールです。コミュニティースクールでは、学校の運営に協力する委員として、卒業生の方も含め地域の皆様が約350人活躍していただいています。約10年この活動に取り組んできましが、学校を取り巻く環境が、大きく変わりました。学校の企画、経営に、コミュニティコーディネイターとともに、協働的な参画をしていただき、風土、雰囲気が変わってきたと思います。この支持的風土が高まりは委員の皆様のおかげであり、磐田市の宝であります。深く感謝申し上げます。
特別史跡国分寺跡の再整備
もう一つは、特別史跡国分寺跡の再整備です。皆さんが慣れ親しんだ国分寺を、この度、日本で初めて、2回目の整備工事を行います。特別史跡遠江国分寺跡には、近年見つかった木装基壇の復元、3メートルの燈籠の復元などを行います。文化財を保護の観点から、新たな建物を建てることはできませんが、1300年前の古の風情を味わうことができると思います。貴重な発掘資料を基に日本初の整備をしますので、高校のグラウンドからの眺めが大きく変わります。市民や高校生の皆さんも、史跡に慣れ親しみ、いろいろな思い出が創れるような場所になることを祈っています。