6月5日(金)かぶと塚体育館にて、講師に本校卒業生である関根秀樹さん(高44回)を迎え「はごろも夢講演会」が開催されました。関根さんは総合格闘家、プロレスラー、柔術家でボンサイ柔術所属です。OneChampionshipやDeepのリングでMMAの試合を行い、RIZINでも活躍しています。また、プロレスリングでも人気を博しており、全日本、ハードヒット、ストロングスタイルプロレスなどのイベントで活躍しています。当日は、定時制生徒1~4年生140名が、関根さんの熱いメッセージに聞き入りました

講師:関根秀樹さん

 「はごろも夢講演会」とは、公益財団法人はごろも教育研究奨励会が開催経費を助成し、その道の達人や立志の人による「夢やこころざし」などについて講話を通じて学ぶ意欲と生きる力を育むものです。

冒頭のスクリーン解説に見入る生徒さんたち
生徒代表にブレーンバスターをかける関根さん

 冒頭、関根さんの幼少期から現在までの人生についてスクリーンにて紹介、その後プロレスの試合さながらのBGMにて本人登場となりました。

 続いて、定時制生徒有志とのプロレス体験となり、関根さんが技をかけ投げるシーンでは大いに会場が湧きました。特にブレーンバスター(プロレス好きにしかわからないかも知れませんが?)は本物の試合のように迫力がありました。もちろんマットを敷き安全は確保していました。

生徒代表から記念品を受け取る関根さん

 今回の講演の目的は、①いじめや病を乗り越えて、自分の能力を開花させた青春時代の話から、生徒に高校時代どのように過ごすか困難を乗り越えて、自分の夢を叶えた話から、社会生活を力強く切り開いていくにはどうしたらよいか 生徒にヒントを与えることでした。講演は、生徒から質問を受け答える形式で進められました。

 関根さんは幼少時に足に大けがを負い、それが原因で小学校時代いじめを受けました。負けん気の強い関根さんは見返してやろうと柔道を始めました。これが格闘技を目指すきっかけとなりました。中学・高校・大学と柔道を続け、一方で友人の影響を受けプロレスファンにもなっていました。大学卒業後はプロレスの道も熱望しましたが、親の反対を受け警察官となりました。

 警察官となってからは機動隊を経て刑事課に配属となりました。留置場看守時代には受刑者の身の上話を聞き、寄り添うことも必要だと感じました。その後、順調にキャリアを進めマル暴専門刑事となりました。そこでは上司との折り合いが悪く、外国人犯罪部署へ異動となりました。そこではめげずに仕事に邁進しました。新部署でのブラジル人との出会いが転機となり、ボンサイ柔術道場へ入門するキッカケとなりました。ブラジル人の自由さや優しさに感動し、生涯の友人に出会い、人生を楽しむことを学びました。格闘家に転身する大きなきっかけにもなり、自分の夢を叶えることとなりました。

 関根さんが伝えたかったことは以下のことです。困難なこと・嫌なことがあった時どう行動するか、自分を大きくさせるチャンスだと思うことです。何か嫌なことがあったら、いつも心の中で「ありがとう」と思うようする。「何でありがとうなんだろう」と考えるようになる、その繰り返しで自分の心が変わっていきます。又、人生の分岐点は必ず来ます。昔は苦しい方を選びましたが、皆さんは人生楽しい方・かっこいい方を選択すると良い。夢を追いかけることについては、諦めないということ以外にその夢が本当に自分の夢か考えること、本当の夢は苦労が苦労にならない。

 関根さんは別名「シュレック」(映画シュレック・見た目は恐ろしいが心優しい怪物)と呼ばれています。まさにシュレックのような強さと優しさを感じる講演会だったと思います。一プロレスファンとしても大いに感動しました。

                   文責  飯田 昌弘(高32回)