美術部・書道部・ビジュアル部 三部展 (中央図書館にて)

このほど、美術部・書道部・ビジュアル部の生徒たちの作品展が、市立中央図書館展示室で開催されました。昨秋以降、部活動において制作した作品を展示したもので、市民の皆さんに広く鑑賞していただくために、校外の施設で展示する初めての試みとなりました。

 美術部関係では、自己表現が苦手だとする鈴木祐奈さん(2年)の「自己表現」、表現意欲溢れる坂上博香さん(2年)の「ビッグラブ」など、1・2年生の作品計21点が展示されました。平面作品が中心でしたが、彫刻作品も1点ありました。

左から「自己表現」「ビッグラブ」「食い意地」

 書道部の生徒たちは、3m×5mの大きな紙に「飢餓をゼロに」「気象変動に具体的な対策を」といった主張を、1・2年生の生徒たちがグループで書いた、「パフォーマンス作品」を展示しました。SDGs活動の一環といえます。(写真上)

 ビジュアル部関係では、1年生から3年生まで計44点の作品が展示されました。小川真理子さん(3年)の作品「不変の華」は、「風雨などの苦難に負けることなく咲き続ける華に誇りを感じて」撮影したものです。また、佐原心寧さん(2年)は、作品「時をさまよう」により、「ノスタルジックな背景の前に現代の女の子が座り、うつ向いている表情にゴーストを入れてタイムスリップした雰囲気を演出」し、「行き場を失い時代をさまよう様子」を表現しました。(写真下)

美術・書道・写真と表現手法は異なりますが、作品をとおして、現代を生きる生徒たちの心の一端を知ることができたように思います。