校舎全体で1350トンの鉄骨を使用

4月以降、580台のミキサー車で、計2,480立方メートルの生コンクリートを運び基礎工事を完了しました。続いて、鉄骨の柱を立てる工事が始まりました。浜松市の渥美製作所及び藤枝市の渡辺製作所で製作された鉄骨が次々と東門(郵便局側)から運び込まれます。柱は1本6トン、梁に使用する鉄骨は1本3トンの重さであるといいます。校舎全体では、1350トンの鉄骨が使用されるそうです。

 東門を登る坂は、結構な角度があり、鉄骨の下端部が路面に接することのないよう、トラックに積み込む鉄骨の長さも設計されているとのことです。

手際の良い組立作業 あっという間に校舎の姿が形に

 建築現場に運び込まれた鉄骨は、一本ずつ改めて寸法が計測され、設計図どおりであることが確認された後、クレーン車で吊り上げられ、所定の場所に運ばれます。4階立ての校舎の高さは16mほどになります。鉄骨製作工場での加工、運搬、吊り上げ、組立作業には無駄がなく、その手際のよさに感心します。準備が周到に行われているに違いありません。

新校舎からは、眼下に見付の街並みを眺望

 現校舎4階から見下ろすと、建物全体のボリューム感はなかなかのものがあります。一学年8学級規模の学校建築に相応しい威容となるでしょう。北方には、磐田市の水道塔や磐田北高校校舎が見え、見付の街並を広く見渡すことができます。新校舎からの眺望は素晴らしいと思われます。

 校舎はS造り(鉄骨造り)で、現在の校舎のような鉄筋コンクリート造りではありません。 今後、工事は急ピッチで進み、柱や梁の据え付けが完了し校舎の躯体が出来上がると、幕で覆われ、電気工事、壁面工事等が進められることになります。完成は、2023年3月の予定です。

東門横から北方方向。右側は武道場の建物。第二体育館・弓道場・部室棟・テニスコートの跡地に新校舎は建つ。

現北校舎4階から北東方向を見る。左奥には、水道塔・磐田北高校校舎が見える。