新入生もオンラインで授業開始

今年卒業した中川実咲さん(高72回)は4月から神戸市外国語大学に通う予定だったが、原則オンライン授業となり、入試以来大学には行かないまま静岡の実家でオンライン授業を受けることになった。中川さんは、現在の状況について次のように語っている。

入試以来、大学には一度も行っていない

「私が高校生の時に思い描いていた大学生活とは全く違うので、とても複雑な気持ちです。入学式や学園祭などの行事、サークル活動やアルバイト、刺激的な大学の授業、新たな出会い。楽しみにしていたことは書き出すときりがありません。

一つ言えるのは、生活の上でも気持ちの面でもいつまでも自立できていないということです。また引っ越しだけ済ませてほとんど住んでいない下宿先の家賃や電気代は当然支払っており、学費も特に変わることなく全額支払っています。そのことを考えると、親には申し訳ない気持ちになります。

外国語系の大学に行くからには留学は絶対にしたいと思っていましたが、コロナの影響で海外渡航など言うまでもなく、できない状況です。海外留学ができるよう、少しでも早く収束して欲しいと願うのみです。

とりあえず目の前の授業と課題とレポートにしっかりと取り組みつつ、今自分に出来ることが何かを考えて希望を忘れずに毎日過ごすことが大切なのではないかと思っています」