出品目録

 恒例のはぐま楽書会展(磐田南高校卒業生書道愛好者の会)が、令和6年2月28日から3月3日まで、磐田市立中央図書館で開催されました。

高5回生から高63回生、年齢も題材も幅広く!

会員の力作がズラリ

 会員の作品は、高5回生(90歳)から高63回生(32歳)まで、大変幅広い年齢層に渡っており、題材も漢詩の臨書から現代詩また若手ミュージシャンの歌詞と幅広く、それぞれの表現力の高さに感銘を受けました。

 また、今回は特別展として、尾﨑楠馬初代校長と磐田南高校書道部在校生の作品が展示され、多くの方が足を止めて見入っていました。

尾﨑楠馬初代校長の作品

 尾﨑校長が元旦筆を執られた2点の書は、新たに表装され、昭和十年代のものとは思えないほど筆跡が鮮やかによみがえり、思わず背筋が伸びました。それと同時に、尾﨑先生は毎年教え子への年賀状に筆を執り、その年賀状が広間いっぱいに敷き詰められていたことや漢詩を学び続けられていたことが思い出されました(『評伝尾崎楠馬~教育に捧げた生涯』2022)。

書道部在校生の作品

 在校生の作品も、とても高校生とは思えない完成度で、この生徒さんたちがやがて卒業生として「はぐま楽書会展」に参加されると思うと、大変頼もしく、これからも足を運ぶのが楽しみに感じられました。

高29回生 廣田 茂