6月7日(金)・8日(土)

セミナーで解説する津川悟さん(高35回:関東支部幹事)

令和6年6月7日(金)8日(土)に開催されたはぐま祭に同窓会関東支部が特別参加しました。一般公開された8日(土)に母校に出向きました。正門をくぐると、旧校舎解体工事が完了し更地となったその奥に新校舎が姿を現しました。

更地となった旧校舎跡、奥に見えるのが新校舎が

1年生のおもてなしに感謝!

受付で「第63回はぐま祭」のパンフレットを受け取り、特別参加のコーナーに「関東支部」の文字を見つけましたが、さてどこへ行ったらよいのかと、近くにいた生徒さんに尋ねると、「一緒にご案内します」と言って、2階の化学教室まで案内してくれました。開会直後でしたが、校舎内は大変多くの人で混雑していたので、申し訳ない思いでお礼を言うと「1年生ですから、あんまり自信はありませんが、きっとこっちのはずです」と、1年生とは思えない「おもてなし」を感じました。あとでパンフレットを見ると、花崎校長の言葉の中に「訪れたお客様が君たちのおもてなしによって笑顔になるような取り組みをお願いします」とあり、感激しました。

関東支部のあゆみ・新卒業生歓迎会・出版物等を      セミナー形式で紹介

関東支部の教室に着くと、入口に本日のスケジュールが貼ってあり、「セミナー」という文字を見つけました。

森林しづ子さん(高17回:元副支部長)の筆による横断幕

入室し、正面に貼られた横断幕の揮毫に感心していると、副支部長の津川典久さん(高28回)が温かく迎えてくださり、横断幕のいわれを詳しく解説してくださいました。揮毫された書家は、元副支部長 森林しづ子さん(高17回・周南中卒)で、令和5年夏の甲子園大会で優勝した慶應高校野球部監督のお母様であるとのこと、大変驚きました。

正面に貼られた初代横断幕、現在は2代目の横断幕を使用

新入会員一人一人の困り感に寄り添う相談の場:新卒業生歓迎会!

また、本年5月に開催した「新卒業生歓迎会」には、新入会員7名と支部メンバー10名が参加し、食事を交えて新入会員の様々な相談に乗り有意義な時間となったそうです。  歓迎会のチラシの裏面には「私たちに何でもご相談ください」として、支部メンバーの「卒業年次、氏名、卒業中学校名、職業や専門分野等」の詳細な情報が掲載されており、新入会員一人一人の困り感に寄り添いたいという、同窓生ならではの温かさを感じました。

関東支部の歩みを振り返る・・・もうすぐ100年!    津川 悟さん(高35回:関東支部幹事)によるセミナー

10時から第1回のセミナーが始まりました。講師は、「見付中磐田南高百年史」編集委員で「評伝 尾崎楠馬」を執筆された津川悟さん(高35回)です。          津川さんは自己紹介(『見付中磐田南高百年史』P687参照)の中で、デスク時代に書かれた著作を紹介された後、関東支部の生い立ちから現在に至るまでの活動を映像とともにお話しされました。驚いたのは、見中1回卒業生が1927年に同窓会を開き、翌1928年には支部会を開催し100年に近い歴史をもっているということです。戦時期、支部の活動は一時中断し、戦後、1953(昭和28)年11月に改めて関東支部創立総会を開催しました。

津川さんのデスク時代の著作紹介
中央に尾崎校長と小田原教頭(1934年)

関東支部の特別参加展を通して、同窓会の意義や同窓生として年齢に関係なくつながることの大切さを改めて教えていただきました。このセミナーには、磐田支部、掛川・菊川支部、袋井支部等からの参加者もあり、支部交流会のような趣もありました。今後、母校文化祭の折に、卒業生が支部を超えて交流する場となるといいなという声が聞かれました。

袋井、掛川・菊川、磐田支部等からの参加者が情報交換している様子

                              廣田 茂(高29回)